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樹齢を重ねた幹がランダムに立つ中に枝葉が広がる空から木漏れ日が差し、色濃い緑色の影が落ちる。
軽井沢らしいモミやカラマツなどの常緑の植生の中に、サクラやモミジといった雑木が混じり、季節の移ろいがもたらす多彩な様相を彷彿とさせる。
そんな場所にこのレストランは計画された。
樹を一本も切らないということ-それがこの場所への最大の敬意であり、隣地で10年来レストランを営んできたオーナーや顧客にとっての心象風景を継承することでもある。
そしてなにより、その原則こそが建築としての最大の力になることは明白であった。
パーキングは、幹の間を縫うように敷地を一周する一方通行の車路に沿って、樹の隙間にあられ状に散在させることで、森の中に溶け込む車の群れとなる。
建築のプログラムから必要とされる諸室を分析し、閉じた性格の室をその性格に応じた形態に変換されたオブジェクト、対照的に開かれた室がオブジェクト群を紡ぐ躍動的なジョイスト梁の連続面として、各々を樹の間に挿入することにより、樹木との有機的な相関関係を構築している。
その相関関係は、ただ樹を避けるだけの配置と異なり、積極的に建築が樹木とかかわり合いをもつことが意図された。デッキや屋根といった水平面には樹木が貫く穴がそこかしこに穿たれる。
オブジェクトと樹はあたかもダンスをするかのように絶妙な距離感を保ち、室内に樹を取り込むためのトップライトは、上空の枝葉にめがけて接吻を迫るかのような形態に昇華された。
2008年グッドデザイン賞受賞
Architects : 越野 俊
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連合設計社市谷建築事務所にてデザイン設計いたしましたショップやレストランのデザインをご紹介させて頂きます。
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