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このプロジェクトは、繊維関係の卸業を経営する企業の本社屋計画です。
同業の企業が多く集まる地域に建つこの建築は、広い通りに面したファサードを自由な曲面で構成することで、卸業の商材であるテキスタイル(繊維)の持つ滑らかな質感を表現しています。
半透明の「ドレープ」の内側には、ビジネスの中心機能であるオフィスと働く人たちが快適に過ごすことのできるユーティリティー施設のボックス(箱)を浮かせて配置し、そのシルエットを「ドレープ」から透かして見せることで、特殊な素材をとり扱う繊維業界の先端企業としての魅力と特異性を表しています。
問屋としての倉庫機能も十分に備えています。建築の内部にはロール(巻物)状の繊維素材を整然と並べることのできる棚が効率よく配置され、受発注にも迅速に対応できるよう計画されています。
商材の持つキャラクターとビジネスの多様性を建築の「かたち」として表すことで、企業のビジョンを表現する一つメディアにもなりえる建築であると私たちは考えています。
Architects: 中田千彦 + 大塚広平
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